額面で変わるレート。USD100札・1万円札の仕組みと得する持ち込み方
タイの両替店は通貨によっては紙幣の額面でレートが違う。USDで100ドル札と小額紙幣の差が生まれる理由、旧デザイン紙幣の扱い、円は額面より紙幣の状態が重要である根拠を、当サイトの実データで解説。
- 1ドルは額面でレートが変わる。100ドル札と50ドル札が最良で、大きく下がるのは5ドル以下、特に1ドル・2ドル札
- 2円は額面でレートを分けない店が大半で、分ける店でも差は0.5%程度。1万円札を優遇する店は確認していない
- 3額面より紙幣の状態が重要。折れ・破れ・落書き・旧デザインのドル札は減額や拒否の対象になる
タイの両替店のレート表には「USD 100」「USD 50」「USD 20-10」のように額面ごとの行がある通貨があります。同じドルでも、どの紙幣を出すかで受け取るバーツが変わります。一方で円は、額面でレートを分けない店が大半です。通貨ごとの実態を、当サイトが取得している実データで整理します。
額面でレートが違う理由
両替店は集めた外貨を銀行や卸に売って利益を出します。高額紙幣は数える手間と保管スペースが小さく、卸先も高額紙幣を好むため、店にとって仕入れコストが低い。その差が客に提示するレートの差になります。差が大きく出るのは、流通量が多く小額紙幣まで持ち込まれるドルで、円では差がほとんどありません。
USDの場合
- 100ドル札と50ドル札が最良。多くの店は両者を同じレートにし、50ドルを一段(0.1〜0.3%程度)下げる店も一部あります
- 20ドル・10ドル札の下げ幅は小さめ(100ドル札比で0.2〜0.8%程度。店によっては1%を超えます)です
- 大きく下がるのは5ドル以下、特に1ドル・2ドル札で、100ドル札比で1%前後から、店によっては10%を超える差になります。ほぼ全店が買い取りはしますが、まとめて持ち込む額面ではありません
- 旧デザインの紙幣は店により減額、ごく古いものは拒否。100ドル札は2013年発行の青い帯入りデザインが標準です。1996年以前の旧デザインは断られることがあり、1996〜2012年のデザインは店により数%低くなる場合があります
- 破れ・テープ補修・落書き・強いしわがある紙幣は、新デザインでも断られることがあります
ドルを経由する必要は原則ありません。円をタイに持ち込んで直接バーツに替える方が、両替を2回する分の損失がなくなります。ドルの話は、手元にドル現金が既にある人向けです。
円の場合
当サイトが取得しているバンコクの両替店の大半は、1万円札・5千円札・千円札を同じレートで買い取っています。額面で分ける店でも、境目は「5千円札以上」と「千円札・2千円札」で、差は0.5%程度(10万円で100バーツほど)にとどまります。1万円札に5千円札より良いレートを付ける店は確認していません。
- 額面を揃える実益はほとんどありません。手元の紙幣をそのまま持ち込んで構いません
- 千円札を多く持ち込むなら、千円札を一段下げる店を避ければ済みます。額面別の行はバンコクのレート比較で店ごとに確認できます
- 2024年発行の新デザイン紙幣(渋沢栄一の1万円札など)も旧デザインも両替できます。新旧でレートを分ける店や、新紙幣の受け取り拒否の報告は確認していません
- 額面より紙幣の状態が重要です。折れ・破れ・落書きのある紙幣は断られることがあります
今日の市内ベスト(マックス エクスチェンジ 本店)の1万円札のレートは 0.2141 で、10,000円が2,141 ฿になります。
日本から持ち出す紙幣の扱い
- 両替に回す分は、折り目を付けずに封筒や紙幣ホルダーで平らに持ち運ぶ
- 帰国時の空港など日本での支出分は別に分けておく
- 額面の組み合わせは気にしない。千円札が多くても、レートを分けない店を選べば損はない
帰国時にバーツを円に戻すとき
余ったバーツを円に戻す場合は、店の「売り(Sell)」レートが適用されます。買いと売りの差(スプレッド)が損失になるので、戻す額は最小限にします。バーツの高額紙幣(1,000バーツ札)を残しておくと、次回の渡航で使えます。
現金を持ち歩きたくないなら、Wiseカードという選択肢
ドルは現行デザインの100ドル札(2013年発行の青帯入り)か50ドル札で、1ドル・2ドル札は避ける。円は額面を気にせず、紙幣の状態を整える。今日の1万円札のベストレートはマックス エクスチェンジ 本店の0.2141です。
よくある質問
いいえ。当サイトが取得しているバンコクの両替店の大半は1万円札・5千円札・千円札を同じレートで買い取っています。千円札を一段下げる店でも差は0.5%程度です。
2013年発行の青い帯入りデザインが標準です。1996年以前の旧デザインは断られることがあり、1996〜2012年のデザインは店により数%低いレートになる場合があります。
新デザインも旧デザインも両替できます。新旧でレートを分ける店や、新紙幣の受け取り拒否の報告は確認していません。
本記事のレート・受取額は当サイトが各両替店の公表レートを15分ごとに機械取得したデータから自動計算しています。 データの出典と更新方法